日ナレのオーディションは「発声と面接」とても緊張しました(32歳/女性)

32歳、女性、茨城県に住んでいます。

元々介護施設で働いていましたが、同僚からよく声が通ると褒められていました。学生の頃に声優のお仕事に憧れていたこともあり、養成所に通うことにしました。

日本ナレーション演技研究所(日ナレ)に通うことにしました。東京都豊島区東池袋に養成所があり、自宅からでもあまり無理なく通うことが出来ました。

入所金は10万円で、年間受講料は20万円かかります。レッスンは週1から通うことも可能ですし、自分のペースで続けられるかと思い、こちらに決めました。週1~通うことも可能で、1回で3時間のレッスンを受けることが出来ます。

また、実力に合わせて初級・中級・上級とステップアップしていく「レベル別学科制」ですので、自分の実力がどの程度伸びているのか、実感することが出来ます。在籍期間は原則2年ですが、家族にあまり負担をかけることが出来ませんでしたので、私には丁度良い区切りだと感じられました。

ここからは皆さんが気になるオーディション内容について。

私を含め5人の方と一緒に、オーディションを受けました。年齢層は幅広く、私のように30代の方もいれば、50代と見受けられる方もいました。オーディションの内容は主に発声と面接です。

最初は順番に発生練習のような言葉をいくつか言ったあと、演技をします。先方から役を決められて、一定時間演じました。役は直前に渡されるまで解らないので、とても緊張しました。

オーディションを受ける人の性別に関わらず、男性役や女性役、子ども役から老人の役まで行いました。私は最初でしたので、イメージトレーニングをしている暇もありませんでした。咄嗟に両親や祖父母、いとこをイメージして役を演じきりましたが、一音一音を明確に表現できていたとのお言葉をいただき、とても嬉しかったです。

今まで演技などしたことはありませんでしたが、基礎である滑舌や発声練習、腹式呼吸の方法や朗読、エチュード(練習曲)を使用した基礎演技などを勉強しました。年に1回行われる査定で「本科」、「研修科」へと上がっていくことができます。

実力を認めてもらえることが出来れば、舞台台本を使用したレッスンや、アフレコ実習、ラジオドラマ制作形式を取り入れたレッスンを受けることが出来ます。

発声練習や複式呼吸を普段から意識していくうちに、普段の買い物中でも、今まで以上にハッキリ話すことが出来るようになりました。まだ声優デビューまでは到達出来ていませんが、在籍期間中には声優になれるよう、励んでいます。

4月現在で、通い始めて1年になりました。無事にクラスを上がることが出来ましたので、これから所内のオーディションを受けていこうかと考えています。

声優養成所は、必ずしもプロになれることを約束できる場所ではありません。しかし、自分が将来仕事に就くための選択肢を増やすことは出来ます。

声優の他にも、ナレーションやオーディオブックの朗読などの、お仕事があります。全く別の仕事についたとしても、声を出さずに仕事をすることはありません。

養成所での経験は、必ず生きる糧になります。諦める方法を考えることは簡単ですが、声優を目指す同士として、どうか夢を諦めずに進み続けてほしいです。

※日ナレについて詳しく以下でレビューしています↓

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